フェアトレード (Fair Trade)は、持続的な消費や流通を通じ、世界や地域の生産者の、しごとや経済的な向上につながるしくみです。

現在の利潤追求の市場では参加の難しい途上国、福祉、社会課題に直面する人たちを応援します。

フェアトレードの商品は、オーガニックやエコを意識した商品も多く、ココロもカラダも豊かに、地球にもやさしい商品がたくさんあります。

フェアトレードで選ぶと、社会が変わる

フェアトレードは、ビジネスというしくみによって長期的な視点から社会課題を解決していこうというものです。
ですので、寄付やチャリティではありません。先進国が途上国を、都会が田舎を支援するというものではなく、イコールな取引をめざすものです。

利潤を追求した結果、コストをおさえると、生産者にしわ寄せがいき、結果的に安い商品の裏側に化学肥料漬けの農作物や地球環境に負荷をかけている商品が市場に溢れます。

私たちが商品を選べば、正当な価格で市場がまわり、生産者も丁寧な生産や商品作りができるようになります。

フェアトレードの製品の多くがオーガニックやエシカルといったようなキーワードで着飾っていません。
しかしフェアトレードの意味を知れば、オーガニックやエコは当たり前で、それ以上に生産地の人の支援にも繫がるのです。

フェアトレードラベルについて

フェアトレードを保証するラベルがありますが、ラベルがないからといってフェアトレードではないということではありません。

ラベルがあることによって、消費者が安心して購入できるひとつの指標であり、また公共調達などにおいては重要な役割を担います。

みなさんの目で実際に見て、感じて、それがフェアトレードだと感じることのできる商品やサービスは、実はたくさん存在しています。

そういった商品を見つけていくことも、ひとつの楽しみですね。

フェアトレードがもたらす豊かな気持ち

フェアトレードの商品を使うことで、私たちは豊かな気持ちを手に入れることができます。

使っている商品で、世界の人を応援しているということ、誰かの犠牲を生み出していないことなど、こうした当たり前の豊かさを実感することができます。

ですから、フェアトレードは、誰かを助けるという気持ち以上に、私たちに思いやりが生まれることに価値があり、その瞬間に心地良さを感じます。

いまある利潤追求型の自由経済で、多くの人の豊かさが奪われています。

このような経済合理性に振り回された市場や社会ではなく、長期的な視点に立ってお互いを想いあえるもうひとつの選択=オルタナティブな市場が必要であり、これからの市場の姿であると私たちは考えています。