原田さとみさん(一般社団法人 日本フェアトレード・フォーラム 代表理事/NPO法人フェアトレード名古屋ネットワーク 理事)

メッセージ

 

『フェアトレードタウン日本10年の節目に誕生した
フェアトレードコインが新たな未来を紡ぐ』

フェアトレードを町ぐるみで推進し市民みんなで行動するフェアトレードタウン運動は世界で誕生して今年20年。日本では熊本市が初のフェアトレードタウンになって来年10年。2番目に名古屋市がフェアトレードタウンに認定され今年5年。今、日本では6つの市が認定され約30地域でタウン運動が行われている。

名古屋では市内全小学校の給食12万食にフェアトレード食材が導入され、市職員の制服にフェアトレード認証コットンが使用され、タウン認定後はフェアトレードが市の公式となり、市民と行政、企業や学校など共に活動を展開。その歩みは、ゆっくりでも、しっかりと地域に根ざして、じっくりと理解を深め、階段を一段ずつ登ってきた。取り巻く社会の変容とともにフェアトレードに目が向くようになってきた。それがこの10年。そしてフェアトレードコインの誕生が新たな光となる。日本各地で育ってきたフェアトレードタウンやタウンを目指す市町と力を合わせて、店舗・団体をFTコインでつなぎ、お買い物と笑顔の交流を円滑にすることで、世界と地域の課題を解決。温もりのあるお金の健全な循環を可能にする。

日本でフェアトレードタウン運動を始めた10年前は「FTタウン認定なんて無理」ともよく言われました。でも未来が必要としていることであれば、必ず実ると信じて活動し、10年が経ち今がある。さらに次の10年を創るためにフェアトレードコイン事業が必要。新しい風が、運動を大きく飛躍させる予感。ゆっくりでいいから、しっかりじっくり歩み紡いで10年後を目指していこう。

 

原田さとみさん

一般社団法人 日本フェアトレード・フォーラム(FTFJ)代表理事
NPO法人フェアトレード名古屋ネットワーク(FTNN)理事
一般社団法人 日本エシカル推進協議会(JEI)理事

モデルデビュー後、東海圏を中心にタレントとして活動。パリ在住を経て、名古屋にて洋服の店を経営。その後、エシカル・ペネロープ(株)を設立し、名古屋テレビ塔1階にフェアトレード&エシカル・ファッションの店「エシカル・ペネロープ」を経営。環境・人・社会に配慮した”思いやり”のエシカル理念普及とともに、貧困削減・環境保護・地域貢献につながるフェアトレードを推進。名古屋でのフェアトレードタウン運動の取り組みが実り、2015年名古屋市をフェアトレードタウン認定都市とする。名古屋市から観光文化交流特命大使に任命され「フェアトレードタウンなごや」を名古屋市の魅力として発信している。JICA中部オフィシャルサポーターとして、2010年から、エチオピア、ルワンダ、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ベトナム、キルギス共和国などメディア視察派遣として渡航。フェアトレードで途上国をつなげる事業を展開している。2018年 JICA理事長賞受賞。