フェアトレードコイン(eumoコイン)をチャージしてからの使用期限は3ヶ月間です。

「どうして使用期限があるの?」

そんな問いにお答えします。

お買いもので応援することがフェアトレード

お買いもの/消費で生産者を応援することが、フェアトレードです。
しかし私たちは、様々な便利なものに囲まれていると、ついついフェアトレードのことを忘れがちです。
3ヶ月に一度、年に4階の季節毎にぜひフェアトレードを思い出して、お店に足を運んでください。

腐るお金だから、循環社会ができる

その昔、お金のない時代は、物々交換がメインでした。
しかし、物は腐ったり劣化するので、交換相手が見つかるまでに価値が下がってしまいます。

そこで登場したのがお金です。

ものの価値を計る(尺度)ことができ、価値のあるうちにお金に交換ができ、腐らないので保存することができます。
とても便利なツールとなりました。

しかしこの保存という仕組みには問題があり、お金を貯められる人が、そのお金に利子を付けるなどして、お金でお金が増えるという副作用が生まれてしまいました。
こうして、お金持ちはよりお金持ちになり、貧富の差が大きくなったといわれています。

お金は便利なのでカンタンに無くすことはできませんが、保存できる時間を変える(使用期限を設ける)ことで使うことを促すことができます。どれだけ貯めても腐ってしまうので、使わざるをえません。

いま日本で地域振興で使われているプレミアム商品券などに使用期限があるのも、使うことを目的としていることが理由です。(そして使える場所も限られています。)

こうしたお金の研究は昔からあり、実際に世界じゅうで腐るお金の社会実験が始まっています。

うまくいっている地域は経済循環がうまく回っていますし、ある国では国の通貨や銀行にとって都合の悪いお金としてなくなってしまったものもあります。
実証実験の結果、3ヶ月程度で価値が下がるもののほうが、経済的に良い効果が出たという結果もあり、3ヶ月を採用しています。

フェアトレードコインは、使うことで循環社会を作りたいと思っています。新しい価値を発見し、共感や応援の気持ちをギフト(チップ)として決めていくことで、広げていきたいと思っています。

期限が切れそうになったら、お友達にギフト

期限が切れそうになったら、アプリがお知らせをしてくれます。

ぜひ近くのお店を探してみてください。もし無ければオンラインストアに対応しているところもありますので、ぜひご利用ください。

それでももし見つからなかったり少額であれば、ぜひお友達に送金をしてギフトしてみてはどうでしょうか。
また、子どもたちのフェアトレードの学びに繫がるチケットを購入して応援をしてください。
(eumoコインの方はぜひフェアトレードコインに換金をして応援をしてください!)

なお、フェアトレードコインのマネーは送金できますが、ポイントはご自身で使っていただきたいという思いで配布していますので他人への送金は出来ません。ぜひお店でお使いください。

期限が切れても、フェアトレードの学びに使われます

期限が切れたコインは、90%が再配布され、10%は学びの機会に使われます。
(※2022年度分から、50%再配布、50%を学びの機会に変更予定です。)

個人への再配布は、ギフトでお店を応援した量に応じて再配分されます。
ギフトは応援する目的ですから、ギフトの分だけあなたが再配布で応援されるという応援の循環をつくっています。

また、学びの機会は、全国で実施されているフェアトレードのセミナーやイベントなどで配布されます。
知識などの学びに加えて、お買い物をする体験を加えることで、フェアトレードの学びが深まります。

フェアトレードコインは、期限が切れてもすべてがフェアトレードのために使われます。

ぜひ、腐るお金と循環社会をフェアトレード・コインで体験してみてください。